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事業・支援内容

開催:2023.11.26

「ビルドアップ講座①」レポート ライター:はまかぜポートレイト

普段から興味のあるアートイベントに参加することが多く、今回も講座の内容に惹かれて参加しました。インタビュー記事制作が文化芸術活動に役立つ可能性があるのか、考えるためのヒントになればと思いました。


ラウンドテーブル
日時:2023年 11月26日(日)
場所:アクトシティ浜松 研修交流センター 51研修交流室

 

テーマに沿って話し合い、繋がる

 

浜松アーツ&クリエイションでは、文化芸術活動をされている方へのヒアリングを行ってきた。共通する課題として「計画性」「連携」「資金」「広報」が浮かび上がった。これらの課題を複合的に解決するため、企画したのが本講座。

コーディネーターには、清宮陵一さん(NPO法人トッピングイースト)。地元・東東京に根差したアートプログラムを開催。日本人音楽家が世界に挑むプロジェクト『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS』をライフワークとし、特別なヴェニューや公共空間でのパフォーマンスを多数プロデュース。「一方的にではなく、受講者の皆さんと、各回のゲスト講師のみなさんと一緒になって考えながら、形にしていきたい」という思いのもと、各回のテーマに沿って日本全国から招いた講師陣のパネルディスカッションに加え、受講者の企画を元に話し合う時間も設けられた。受講生にとっては、清宮さんや講師陣から実体験を交えた具体的なアドバイスがいただけるという、貴重な時間となった。

2023年11月26日(日)は、初回ということもあり、まずはお互いの自己紹介から。

 

 

 

「地域と連携して、初めて行っても楽しめるアートイベントを実施したい」

「子ども達に本物の音楽を聞かせたい」

「きれいになった川で子ども達があそべる事業を実施したい」

 

受講の動機は様々だ。

 

「継続的な活動をしていくには?」

「アートに関心を持ってもらうには?」

 

これまでの活動とともに、反省や課題も語り合った。

 

清宮さんからは「ここにいる皆さんからは『浜松』『地域』『地元』というワードが聞かれた。郷土愛が強いことが浜松の特徴ですね」とコメントが。

 

その後、メンバーの組み合わせを変えながら、テーマに沿って話し合うラウンドテーブルが行われた。
映像を見ながら清宮氏の活動紹介も行われ、事業の失敗談なども語られた。「事業を企画・運営する際には、誰に何を届けたいのかを考え、それらをブレずに実践することを大切にしています。時には関係者と意見の食い違いが生じることもありますが、繰り返しかつ丁寧に説明をすることにより理解をいただき、協力者にしていきます。

最後に、受講者の現時点での企画案を発表。清宮さんからのコメントもあり、和やかな雰囲気でしめくくられた。

 

 

 

休憩中も積極的な意見交換がされるなど、既に新たなコラボレーションの予感も。次回の課題では、事業案をさらに具体的にすることとなった。タイトル・内容・資金(収支)計画、広報・記録計画…事業実施までに、乗り越える壁はまだ多くある。

 

はまかぜポートレイト
知り合いの作家や職人、個人でお店を開いている方などにお話を聞き、インタビュー記事を制作しています。肖像画(ポートレート)を描くように「人」に焦点をあてて発信することで魅力を伝えられないかと思い、立ち上げました。記事は、Web上のメディアプラットフォームで公開しています。取材するなかで価値観を共有いただき、「こんなことも一緒にできそう」と活動が広がっていくこともあり、楽しさを感じています。細く長く、続けて行きたいです。