PROJECT
事業・支援内容

龍山未来創造プロジェクト

龍山アートプロジェクト

市民活動団体等が行う創造事業支援

龍山アートプロジェクト

アートの力で、龍山の文化資産を未来へつなぐ

取組概要

「資産を形に残し伝える」、そして町を支える力となる「関係人口創出」を目的に事業を実施しました。
① 龍山昔話 2.0 龍山住民や龍山支所等、限られた場所でしか見ることのできない龍山昔話を、新たに作画した上でWEB 公開し、誰でも見える形としてより多くの人に龍山の存在を民話とともに認知を広げました。
② 龍山 Wall Art 現在も残っているが後継者不足により消滅の危機にある“瀬尻のぶか凧” や、すでに消滅してしまった” 白倉囃子” の、龍山の歴史的文化資産をウォールアートにして後世へ伝えました。
③ アートイベント「龍山、ぽちゃん」- 旧龍山北小学校校舎を中心に、展示およびウォールアートを含んだアートイベントを実施。作品はすべて龍山に関連したものを主題とし、これまでのアーティストインレジデンスで龍山に滞在したアーティストの発表の場とした。また、昔の龍山に関する展示およびライブパフォーマンスや物産販売も行いました。

龍山アートプロジェクト

事業成果

①「龍山昔話2.0」- WEB にて、計30 以上の民話・昔話を掲載し、画家さとうなつみ氏作画の昔話にまつわる挿絵を掲載し、誰でも見られる形となった。また、アートイベント「龍山、ぽちゃん」でも挿絵の原画を展示することができました。
② 龍山ウォールアート - 瀬尻地域:「ぶか凧× 龍」、白倉地域:「白倉囃子× ファブリックアート」の2種類のウォールアートを、地域住民立ち合いのもと設置。地元神社の神主の方にお祓いをいただき、地域住民が喜んでくれた。設置後も、地域住民が、訪れた方々にウォールアートを見せながら説明をしていたり、設置窓の掃除をしてくれたりしています。
③ アートイベント「龍山、ぽちゃん」- 消えゆく龍山の伝統文化や、龍山の資産がアートを通じてさまざまな形で表現され、作品を通して龍山の歴史・文化などを知ってもらうことができ、またコミュニケーションの場となった。来場者数は昨年より減少したが、属性の幅が広がりました。

龍山アートプロジェクト

今後の展開・展望

今年度および、昨年度の創造都市補助事業の実施により、地域住民がアート・アーティストに触れること慣れ、一緒に楽しむ空間が出来上がりました。また、龍山でアート活動が行われているという認知がされてきたため、今後は小学校を使用した大掛かりなイベントというよりは、小さな活動を定期的に実施し、アートを通じて構築した関係人口、住民、構成員同士の関係を保持継続できる環境を作っていく予定です。

浜松アーツ&クリエイション
事務局より

昨年度・今年度と2年間にわたる本事業を通じて、龍山という地域で暮らす人々と、地域の外の人がつながる場所や機会の基盤をつくることができました。今後はこの事業で関わった人すべての人が、その場所に定期的に集えるようなイベントを実施していくとのことでした。地域の人々とつながりを大切にしながら今後も地域文化を残し、伝え続けていくことに期待しています。