取組概要
中高生を対象に、勉強会・フィールドワーク・グループディスカッションを通じて生物多様性について考え、最終的に、意見や考えをまとめ、プレゼンテーションまで一貫して行う講座。今年度は、生物多様性に関してより「主体的」「探求的」な学びの場となるように講座の内容の充実化と、専門講師を招聘し事業を実施した。
事業成果
さまざまなフィールドワークを行うことで、生物多様性にかかわる様々な側面を知るきっかけを参加者と共有できた。グループディスカッションやプレゼンを重要視し、自分の意見を伝えるとともに、相手の意見にも耳を傾ける大切さを強調したが、その姿勢は生物多様性に限らずあらゆる社会課題の解決にとって必要なことなので、その点を一貫して示すことができた。
今後の展開・展望
今年度の事業に関しては、受講生の発表方法の多様化や、市内教育機関との連携等まだまだブラッシュアップできる部分があるため、継続しながら改善したい。今年度中高生向けに開催した事業以外にも、本事業の足がかりとなるような体験を重視した「ガチ!生物多様性塾ジュニア」や、より専門性を高めた修了生や大人対象の「ガチ!生物多様性ラボ」の開設を目指す。
浜松アーツ&クリエイション
事務局より
生物多様性という「正解」がない問題をテーマだからこそ、実践的なプログラムで理解を深めつつ、自分自身の意見を考えて相手に伝える、相手の意見をよく聴くという学びの場が実現しました。受講生1人1人の成長はもちろんのこと、受講生と事業スタッフが交わした年齢や立場を超えた議論の時間は教育的観点から見ても非常に重要です。今後この活動が更に発展し、浜松市内の教育機関や企業と協働で実施できるよう引き続きサポートさせていただきます。