ラテン音楽を通した多文化交流
取組概要
多文化が共生するまち浜松で、ラテン音楽を学び、楽しむ機会の提供と、多文化理解・交流を目的とした事業。公開型のバンドクリニックを開催し、プロのラテンジャズミュージシャンから本場のリズムやラテン音楽の歴史を学ぶ。正しく中南米の音楽を理解し、文化を学び、体験することは、子どもたちのアイデンティティ確立において有効な手段である。外国人学校の生徒によるペルークスコのダンス披露も実施。聴衆も参加できるプログラム内容で、心に強く残る体験となる。
事業成果
昨年度から活動が継続して行われ、浜松市の吹奏楽部関係者や父兄の方、外国人学校など、より多くの市民に広がりを見せている。外国人学校のムンド・デ・アレグリア学校の生徒がペルークスコのダンスで参加し、バンドクリニック参加校の中高生にダンスのレクチャーを行うなど、多文化交流につなげることができた。
今後の展開・展望
今回のムンド・デ・アレグリア学校との交流のように、多文化との交流機会を創出していく。ペルーのバンドやダンスなど多様性を持ち、裾野を広げた事業展開を企画する。コンサートを通して日本とラテンを結び、文化の違い、価値観の違いを相互に伝えていく。
浜松アーツ&クリエイション
事務局より
吹奏楽の定番曲が多いラテン音楽を、プロのミュージシャンに指導していただける機会は貴重であり、多様な国のルーツを持つ人が多い浜松において本事業は、コミュニティを結ぶ重要な役割を担っているのではないでしょうか。参加した中高生のみなさんは、プロのミュージシャンの指導と共演にとても生き生きした表情をされていました。手拍子や足を使ってすぐにまねできるラテンのリズムは、バンドクリニックを見ていた市民にも伝わり、会場全体がラテンのリズムに染まっていました。