2020.10.19INTERVIEW
イラストレーター萩結さんにお話を伺いました
浜松市出身のイラストレーター、萩結さんにお話を伺いました。
―第21回ノート展大賞受賞(https://www.illust-note.jp/ten/item.cgi?Id=26)おめでとうございます。反響はありましたか?
いろいろな方に観ていただけたことが良かったです。
―萩さんの作品は背景にストーリーを感じさせるような不思議な魅力を持っているように感じましたが・・・
昔の建物にある手延べガラスみたいな、なんかこう揺らいでいるガラスありますよね。他にも薄い布越しに見た物とか、そういった曖昧な物をすごく魅力的に思っていて、それ越しに何かを見たときの感覚をどう表現しようか、みたいなところから来てますね。
最初は美術系の大学で日本画を学んでいたので岩絵具や水干絵具で制作していましたが、イラストの分野に興味を持ち始めて、現在の形になるまでいろいろ試して、今は水彩で描いています。鉛筆や版画の時もありました。
―作品を制作する理由を教えてください。
絵を描いている方が絵を描いていないより、自分にとってよい状態だと思うからです。常に頭の片隅で制作の事を考えているというか。生活していくなかで、何かを感じ取った時に「これを絵で表現するには?」とぐるぐる考えています。的確に表現するにはどうしたらいいんだろうって色々試したり。多分それが自分にとって興味のあることで、実行することにおもしろさを感じているのだと思います。
―今後、挑戦してみたいことはありますか。
自分の絵が何かを伝える手段としてお仕事になればいいなと思います。あと、動画を作ってみたいです。
―ご自身の作品のPRをお願いします。
過去の記憶や感覚が呼び覚まされるような絵を描きたいと今は思っています。余地を意識的に残しているので、他人事として、個人的な事として、作品から何か感じてもらえたらうれしいです。
萩結さんのホームページhttps://www.musubuhagi.com/